印章と日本の伝統

ハンコの捨て方

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Shrine

どんな物でも経年劣化します。不要になったハンコは、どのように捨てれば良いのでしょうか。

供養する

ハンコはあなたの意志を代弁してきた、いわばパートナーです。役目を終えたハンコは、神様にお返しするのが良いでしょう。年に一度、京都の下鴨神社で印章祈願祭が執り行われます。この日のために集められたハンコは、神主さんによって供養されます。
https://www.shimogamo-jinja.or.jp/

ゴミとして捨てる

まず名前の一部を削ったり欠いたりして、悪用されないようにします。次に文字の凹の部分を接着剤で埋め固めます。その後はお住まいの地域のルールに従って、ゴミとして捨ててください。

リメイクする

大切な人の形見や高価な素材のハンコなら、使い続けたいですよね。ハンコの職人は、ハンコを彫り直すことができます。※改刻と言います

日本には、リサイクルやリメイクの伝統的な技術があります。古代から精霊信仰に慣れ親しんでいたからだと思います。精霊は長く使われてきたものに宿ります。ですから人々はできるだけ物を長く使い、最後に彼らを供養してきたのでしょう。

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