どんな物でも経年劣化します。不要になったハンコは、どのように捨てれば良いのでしょうか。
供養する
ハンコはあなたの意志を代弁してきた、いわばパートナーです。役目を終えたハンコは、神様にお返しするのが良いでしょう。年に一度、京都の下鴨神社で印章祈願祭が執り行われます。この日のために集められたハンコは、神主さんによって供養されます。
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ゴミとして捨てる
まず名前の一部を削ったり欠いたりして、悪用されないようにします。次に文字の凹の部分を接着剤で埋め固めます。その後はお住まいの地域のルールに従って、ゴミとして捨ててください。
リメイクする
大切な人の形見や高価な素材のハンコなら、使い続けたいですよね。ハンコの職人は、ハンコを彫り直すことができます。※改刻と言います
日本には、リサイクルやリメイクの伝統的な技術があります。古代から精霊信仰に慣れ親しんでいたからだと思います。精霊は長く使われてきたものに宿ります。ですから人々はできるだけ物を長く使い、最後に彼らを供養してきたのでしょう。